「殺陣師は自分が動いて見せて、役者がそれを覚えて演じる訳だから、身体が動かなくなったら終わりで、口先だけでは勤まらない」 林 邦史朗
殺陣師とは、このような事が出来て表現が出来て、指導出来るのが殺陣師。
林先生に是非殺陣師の基準となって戴いて、これから殺陣師を志す人たちの見本となり、益々日本の伝統文化である殺陣を素晴らしく、かつ安全なものにして欲しいと、願います。
林邦史朗を応援する会・殺陣師の地位の向上を目指そう!
日本には『殺陣師』という仕事に、資格も基準もないそうです。
なので例えば、真剣の扱い方も知らない殺陣師がいただとか、ドラマによく出てくる流派の技も知らない殺陣師も多くいると聞きます。
ましてや最近は、どちらの劇場でも、殺陣・ダンスはお約束のように演出の一環とされるようですが、たとえば「公演中に怪我をしたのに、救急箱もなかった」という話も実際に聞きます。
殺陣師の仕事は、「安全管理」と「感動できる演出・振付」と心得る私には、昨今の現状は、あまりな事に思えてしまいます。
殺陣を軽視する風潮から、まずこういった怪我の原因も、殺陣の技術を身に付けていない俳優を起用した事にあり、骨折や打撲、下手をすれば死亡事故や失明を引き起こし、程度の差はあれ「相手に怪我をさせてしまう」という悪循環を繰り返す羽目になると聞きます。
ちなみに英国では、武器の1つ1つにマスター制度があるそうです。
なので例えば、「レイピア」という武器を扱う役柄の場合は、「レイピアを扱う資格を持った役者」が採用されると聞きますが、日本には、そのような制度はないようです。
色々聞いてみますと、芸能文化の中でも「殺陣師」というのは、どちらかというと「縁の下の力持ち的な存在」なのだそうで、あまり注目をされる事もなく、斬られ役の俳優さんなどは「エキストラ扱い」をされる事もあるなど、殺陣軽視の傾向にあるそうです。
林先生は常々、昔のように「俳優になり損なった人達が、斬られ役でもやってろ、という時代ではもうないし、斬られ役は殺陣の技術を身に付けた俳優さん達で、普通の俳優さんよりも上である」と言っています。
撮影現場に集う俳優はそれぞれ、劇団や俳優養成所などで「芝居の基礎を身に付けて」現場に来ています。
「斬られ役を演じる俳優」もそこは当然で、芝居の稽古に加えて、殺陣の稽古をしてきているのに、なぜ斬られ役を演じる俳優が、エキストラ扱いなのでしょう。
「殺陣に関する事故や怪我」は、ほとんどが『人災』です。
その事から、1989年に「殺陣軽視の傾向を打開する」ため日本俳優連合に協力を戴き、全国の殺陣師を一堂に集める「殺陣対策委員会」を発足し、林さんが初代委員長に就任し、精力的に、各制作会社やプロダクションなどにアピールをしました。
労働省からも事故や怪我をなくすように通達が出され、殺陣を構成するに当たっては、「専門家である殺陣師に、良く相談するように」との指示が出ました。
林さんほど撮影現場の安全と、殺陣・武術指導という職業に向けての研究・研鑚に熱心に取り組む殺陣師は他に見当たりませんが、なにしろ『殺陣師という仕事に携わるには、このような事が出来て初めて殺陣師と認められる』などの資格や基準がないせいで、困る事が多くあるそうです。
なかには、簡単な殺陣を振り付けた程度で「自分は殺陣師」と名乗ったり、「殺陣師としても活躍中!」などと自分でアピールすれば、情報ばかりが先にインターネット回線などを通して伝達してしまい、本人の能力を知りようのない人には、それでまかり通ってしまうのが現実だそうです。
そこを思えば、林さんのような人には「殺陣師は、こうあらねばならぬ」という見本になって戴けたらと、せつに感じます。
ぜひ「日本の文化を担う殺陣師である・殺陣師になる」ならば、その「殺陣師像の目標」として林邦史朗が元気なうちに、歌舞伎の方たちが戴いているような賞を与えてやって欲しいと希望します。
・・・もう、はわゆサン1人の力では足りません。 ・・・全然、足りませんっ。 (T_T)
林先生に是非々々殺陣師の基準となって、これから殺陣師を志す人たちの見本となり、益々日本の伝統文化である殺陣を素晴らしく、かつ安全なものにして欲しいと願います。
皆さんの知恵と、ご協力が戴けたらと思う次第です。
お力をお貸し下さい、どうぞお願い申し上げます。 林邦史朗を励ます会 山野 亜紀
林 邦史朗・プロフィール
殺陣・武術指導 俳優 林 邦史朗(1939年1月1日生) 72歳
NHK大河ドラマに50年を超えて関わり続け、数多くの作品に貢献(NHKを始め、各テレビ局の時代劇は勿論、TBS「8時だヨ!全員集合」などのバラエティーに刑事モノ、映画や舞台などなど)。
他にも林先生が、ご自身で創作された「日本の伝統文化」と「武術」と「殺陣」を融合させた『武劇』は、1975年の沖縄海洋博を皮切りに、オランダ・アメリカと続いて、国内ではアメリカンホール・ABCホール・インターナショナルスクールなど、外国人が多く集まるイベントなどで、今までにない日本独自の芸能文化として喝采を浴び続けています。
2010年には、芸能生活50周年を記念して、東京都武蔵野市の前進座さんで「武劇公演」を行っています。
また、「日本独自の芸能文化である殺陣を、安全に演じられる」ように、1976年にプロダクションの所属に関わらず(職業も問わず)、誰でも殺陣を勉強できるようにと「若駒アクションクラブ」を開設。
現在も、指導を(ボランティアで)林さんは、続けています。
最近、様々な処で「殺陣を教えます」という教室が増え、その数の多さにびっくりしますが、動画などで稽古風景を紹介・宣伝する方も多い中、ボランティアで指導を続けている場所はなく、それも40年も続けている稽古場は他に見当たりません。
「殺陣の振付・指導」という点においては、林さんの評価としてよくあがるのは、殺陣のすばらしさ(感覚的な事は、もちろん)ありますが、ご自身も俳優なので、役にふさわしい動きを考え、演出の希望する以上の動きを提案出来るところ、とあります。
長年、大河ドラマに関わる中で、さまざまな指導の先生はもちろん、時代考証や脚本家の先生から教わる事もあったのだと思います。
でも、ご自身の研究・探究心から、脚本に出てくる「殺陣に関する事を、総て指導できるよう努めている」、まことに稀有な殺陣師だと思います。
弓術に馬術は、大抵の殺陣師のプロフィールに綴られている特技ですが、その他に槍術・薙刀術・棒術・柔術・忍術・杖術・柔道・剣道・合気道・空手・琉球古武術・居合抜刀術などなど、武術的な事はもちろんのこと。
天真正伝香取神道流や、柳生流・小野派一刀流・天然理心流・北辰一刀流・神道無念流・鏡心流・甲源一刀流・鐘巻流・鞍馬流・二天一流・戸山流など、日本の古来より伝わる、剣術の流派の数々。
脚本に出てきそうな古流の武術はもちろん、中国拳法の太極拳までも研究されていますが、大抵の殺陣師の特技には、この林さんほど研究・稽古をしている方を私は知りません。
どんな殺陣にも対応できる、「殺陣・武術指導者」は、今までの殺陣師の歴史では、林先生の他に存在しません。
まさに林先生は芸能界の、そして『国の宝』と言っても良いと思います。
どうぞ、よろしくお願いします。 <(_ _)>

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